株式会社ニチリョク葬祭事業本部

1級葬祭ディレクター:千葉尚徳さん  1986年3月生まれ、宮城県気仙沼市出身。私立修徳高校、駒澤大学仏教学部卒。卒業後は都 内の葬儀会社に就職し、30歳のときに「株式会社ニチリョク」に転職。大学時代まわりにお寺関係者が 多かったこと、親が看護師をしていた環境もあり自然と葬儀業界へ導かれたとか。

葬儀を通じて信頼と感謝を生み出す仕事

千葉さんが思い出深いお葬式を教えてください。

故人さまは塾講師をしていた女性で、喪主であるご主人さまからの相談でした。実ははじめ、なにもして いないのにこの方から葬儀マンとしては言われたくない罵詈雑言を浴びせられまして。本音をいうととても 不愉快で、断ろうかと思っていました。


しかしその後に故人さまの塾の生徒さんと親御さんからお電話をいただいたんです。「サプライズで先生に お別れのあいさつがしたい」と。そこで卒業式の呼びかけのようなスタイルにして、私も練習から立ち合い準備しました。喪主さんはじめご家族の方々には完全シークレットで披露したところ、なんと喪主さんが大号 泣かされてしまって...。最後には「こんなことまでありがとう、世話になったな」とねぎらいの言葉までいただき、 今でも忘れられませんね。


ご依頼者さまから言われてうれしいのはどんなことですか?

「明日から千葉さんに会えなくなるのは寂しいね。」と言われたんです。ドキッとしましたね、次お会いできる としたらどなたかが亡くなったときですから...。でも葬儀の準備という短期間でそこまで想っていただけたの は、信頼してもらえた証拠なのかな。この仕事をやっていてよかったと感じる瞬間でもありますね。


このお仕事はお好きですか?

葬儀の仕事はとてもやりがいがあって「好き」なのですが、しかし、最近はコロナやマスメディアの影響で、コロナで亡くなった方以外のお客様まで火葬のみのご依頼をされる方が増えてきています。私としましては大切な方のお別れを、後々後悔しないように、簡単に済ませてほしくないというのは正直な本音です。1級葬祭ディレクターの実績や経験を活かし、大切な方とのお別れの時間を満足いただけるように、自分だからできる葬儀のお手伝いがしたいなぁと思っているところです。


いい式場にはホスピタリティあふれる葬儀マン

千葉さんが打ち合わせのとき大切にしていることを教えてください。

お式の核となる方の年齢や性別に合わせ、話し方と対応を変えるようにしています。たとえば高齢の方に は仰々しくしすぎないように、私と年齢が近い方にはかっちりめに接客するなどの工夫をします。相手に よって自分を変えるのは当たり前ですよね。


また喪主さま以外のご家族のなかで、キーパーソンとなる方が誰かを見極めるように気をつけています。喪主さまを立てるうえで重要なポイントですから。こういった心づかい、気づかいは葬儀マンのスキルのひとつだ と思います。


葬儀社選びで大切なことはなんでしょうか。

私たちの業界では、コロナ禍で葬儀価格の低下が顕著ですが、価格で葬儀社を選んだら、「とても貧祖だった」という葬儀後に後悔されている方のお声をお聞きする機会も大変ふえております。ちゃんとしたお葬式をあげたいとお考えであれば、値段だけで選ばないようにしてください。事前相談の時点で式場の立地や施設の設備など、しっかり見学して 確かめることが必要だと思いますよ。



インタビュー後記

1級葬祭ディレクターの肩書きを持ち、これまで多くの参列者が集まる葬儀に携わってきたという千葉さん。 コロナで式の規模や形式はさま変わりし、せっかくの場をお手伝いできないむなしさを感じられているようで した。

 立派な施設を備えた「株式会社ニチリョク」では、人生最後のお別れをしっかり行ってほしいと願っていま す。そんな気持ちがひしひしと伝わってくるひとときでした。


お問合せ

株式会社ニチリョク

お電話: 0120-004-400(24時間365日対応)*お電話相談の際、『区民ニュース』の千葉さんの記事を読みました。とお伝え下さい。

HP:https://www.nichiryoku.co.jp/

対応エリア:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県