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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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経営はシンプルだ、といわれます。

「入(い)るを量(はか)りて出(い)づるを制す」。

収支が合えば経営は成り立ちます。

しかし、自省も込めてますが、

経営はシンプル、でも難しい。

なかなか教科書通りにはいかないんですよね。


経営は矛盾だ、ともいわれます。

会社は成長しないと安定しないといわれます。

でもこれって矛盾してますよね?

安定志向では、成長しませんし、

成長志向は、不安定を避けられない。

では急成長企業とは何か?

これは

竹馬に乗って猛スピードで走るような企業

のことなのです(笑)


人間の本性と真逆なことをしないと経営は

成功しません。

顧客志向」「お客様第一」って

よく言われますよね。

でも、人間の本性は

自分が一番」「自分が第一

ではありませんか。

だからあえて「顧客第一」と言うのでしょう。

個人的にはそう考えています。


低成長時代には、成長とコストを分けろ!

と言われます。

高度成長時代は、売上が増えますと、

利益がついて来ました。

令和の日本は、大いなる低成長時代

まっしぐらです。

要は、売り上げが増えてもが利益に

比例しない、のです。

ゆえに成長とコストを分けなければならない。

言い換えれば

「成長」もして「利益」も追及する時代 です。

将棋の表現なら

「王手もかけたいし、飛車も欲しい」


だから経営は、

苦しくもあり、楽しくもあります。

私は、現場の人間です。

でも理論も好きなのです。

感覚、感性、ひらめきを否定しませんが、

再現可能性が低いと成功確率が低いし

振り返り・検証ができないと何より

おもしろくないですしね。

それに結果が積み上がらないし、

ビジネスが掛け算されない。


数多くの経営者を見てきましたが、

思いつきの多い、ひらめき感覚タイプ、は

一瞬いいときはあったとしても長続きしない。

外的なランダムショックにも弱い。

成功率が低い。数々目撃してきました

私の「証言」です(笑)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp