まちの仕事人インタビュー
「まず相談したい」地域の頼れる窓口
株式会社SSR 代表取締役 齋藤勇喜 () さん インタビュー

創業の経緯を教えてください

私は大学時代、藤沢市にあるリサイクルショップでアルバイトをしていました。卒業後もそのまま社員として勤務し、ネット販売やリユース品の査定など、リサイクル業に10年ほど携わってきました。

リサイクルの仕事には「物の価値を見つける」楽しさがありますし、お客様に喜ばれる瞬間も多く、やりがいを感じていました。そうした中で、「自分たちの手で、もっとお客様に寄り添ったサービスを提供したい」という思いが強くなり、2020年に独立を決意しました。

創業当初は個人事業主としてスタートしましたが、現在は株式会社SSRとして4期目を迎えています。事業の中心は「出張買取」と「遺品整理・生前整理を通じた価値の再発見」です。


仕事をするうえで、どのようなことを大切にされていますか?

一番大切にしているのは「誠実であること」です。

遺品整理や家の片づけというのは、依頼されるお客様にとってとても大きな出来事ですし、多くの思い出やご事情が関係しています。だからこそ、私たちは“処分するもの”として機械的に扱うのではなく、一つひとつの品物に敬意を持って対応するように心がけています。

また、遺品整理や不用品回収の業界では、残念ながら“高額な処分費”を請求したり、“まだ使えるものを無価値と判断してしまう”ようなケースも存在します。私たちはそのようなことが絶対に起こらないよう、常に透明性を大切にし、「本当にお客様のためになるご提案」を行うよう努めています。


SSRの特徴を教えてください

私たちの特徴は、遺品整理や引っ越しの際に出る不用品を“処分”するのではなく、“買取”することでお客様のご負担を減らす点にあります。

査定後の品物は、国内リユースだけでなく、フィリピンなど海外にも輸出するルートを確保しており、家具や家電なども再利用される仕組みを構築しています。これにより、廃棄費用の削減と環境負荷の低減を同時に実現しています。

また、私たちは“遺品整理そのもの”は請け負わず、あくまで買取に特化しています。整理作業は信頼できるパートナー業者をご紹介する形をとっており、「買取と処分の利益相反」を防ぐ仕組みを重視しています。

実際に買取した品の中には、

  • 書道具の墨で数万円の価値がついた例
  • 裁縫用の鋏で2万円の査定
  • 昭和の教材人形で15万円の実績 など、依頼主の方も驚かれる事例が多数あります。

「捨てようと思っていたけど、価値があった」

そんな声を聞けることが、何よりもやりがいにつながっています。


今後、どのようなことを目指されていますか?

私たちが目指すのは、単なる出張買取業者ではなく「地域のライフサポート窓口」としての役割です。

特に、

  • 遺品整理に関するお悩み
  • 相続・不動産整理・空き家対策
  • 高齢の親の施設入居前の片づけ といったテーマは、誰にでも起こりうる問題です。

しかし、「どこに相談すればいいかわからない」という声がとても多く聞かれます。

だからこそ、私たちは買取だけでなく、必要に応じて相続・不動産・行政書士・税理士などの専門家と連携し、ワンストップでの支援体制を整えています。

また、こうした地域貢献型の取り組みが評価され、株式会社SSRは川崎市の公式ホームページでも紹介されています。(川崎市 : 出張買取SSR))

これは、地域密着型の企業として信頼されている証でもあり、今後のさらなる連携や発信にもつなげていきたいと考えています。

将来的には「困ったらまずSSRに相談すれば安心」と思っていただける存在を目指しています。

物を手放すことは、時に心を整理することにもつながります。だからこそ、これからも「誠実な姿勢」と「地域密着の対応」で、1人でも多くのお客様のお役に立てればと思っています。


インタビュー後記

「捨てる」ではなく「活かす」ことにこだわる姿勢と、誠実な仕事への想いが強く伝わってきました。単なる出張買取ではなく、遺品整理や相続など人生の節目に寄り添う存在として、地域の信頼を得ている理由がよく分かります。川崎市の公式サイトに掲載されているのも納得です。物の価値だけでなく、お客様の気持ちにも丁寧に向き合う姿勢が、今後さらに多くの方に選ばれていく原動力になると感じました。遺品整理に困った際は、一度株式会社SSRに相談してみてはいかがでしょうか?

お問い合わせ

株式会社SSR

〒210-0846

川崎市川崎区小田5-8-2ティワイマンション1F

TEL:044-440-7084

HP:https://ssrkaitori.com/company/

*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。