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終活が全くできていない現在独身の義父が入院しました。
(2年前の記事です) 掲載日:2022/11/05
不動産業で成功し、バツ2のダメ男で遊び放題。義母を浮気で泣かせているのを目の当たりにしていただけに今の義父の状態は本当に惨めそのもの。
人生の最後にその人の生き様が出ると言いますが正に因果応報といった感じです。
因みに若いうちから痛風持ちで糖尿病だった義父の自宅はゴルフクラブや古いベンツが3台。高い絵画など美術品・骨董品があるのですが、あのゴミ屋敷を相続人が整理しなければならないと思うと将来ぞっとします。
見舞いに行く度、「俺の財産は今は売らないで将来お前が売って金にすればいい。」と言われているものの、今売却して現金化してくれればいいのにと思ってしますのは私が悪いのでしょうか?
嫁の私以外、義父はうちの旦那も相手にしないので私にしか話をしません。とは言えお金はある義父にいつまでも付き合う時間もなく正直どなたかに入ってもらいたいと考える様になりました。勿論旦那も賛成しています。
私も旦那も反面教師で義父の様にお金は持っていませんがこんな最期にはなりたくないと思います。嫁として 無理せず最期をみとるつもりですが、こういう状態で義父を管理して頂くのってどういう職業の方なのでしょうか?弁護士さんになるのでしょうか?とにかく初めての事で全く分かりません。教えて下さい。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

まず、義父様の面倒を、必ずしも嫁の立場であるあなたが見なければならないということはありません。
日本では、どうしても「家族の世話は家族がすべき」という価値観が美徳とされがちですが、それは、男性が終身雇用・年功序列型賃金の会社で働き、女性は専業主婦が当たり前という時代だからこそ出来た話です。
以前は、実際の身体の介護そのものも家族がすべてやっていました。それが今から二十数年前に、介護保険制度の誕生によって、家族による介護が外部化されたのです。
それと同じように、身体の介護以外の家族の役割も、外部化することが許容される時代になってきました。家族のカタチがこれだけ多様化しているのですから、遅すぎるくらいです。
ただし、ボランティアでやってくれるものではないので、ある程度の費用が掛かっても、義父様の対応をプロに任せたいと希望するのであれば、そうすべきです。
「家族の役割」とは、ひとことで定義できるものではありません。生活状況を把握し、安否を確認し、ご本人の意向に沿いつつ適切な介護や看護が受けられるような環境整備をし、そのために介護保険や病院の手配をし、介護や看護スタッフと協議をし、必要な費用の支払いを行うなど、ありとあらゆる仕事があります。
こうした仕事をお願いする先として、弁護士を思い浮かべたとのことですが、弁護士は法律やお金の管理に関することについては安心できるプロである一方で、こうした生活に直接かかわるきめ細かい業務について引き受けるのは難しいと思います。
このような仕事を、専門的に扱っている司法書士・行政書士もいますし、OAGライフサポートのように専門事業者として扱っている会社(身元保証等高齢者サポート事業者)もありますので、引き受けてくれる内容の違いや費用について、よく調べてみることをお勧めします。
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