私自身も昔から心配性で、パン職人としての歩みを始めた頃は「うまく生地がまとまらなかったらどうしよう」「お客さまに喜ばれなかったらどうしよう」と、不安の種を数えあげたらキリがありませんでした。
朝、パン生地が思うように発酵しなかったらどうしよう...
オーブンの温度管理を失敗したらどうしよう...
そんな思いが頭をぐるぐると回って、なかなか前に進めなかった時期があります。

でも、実際にやってみると、その大半は「ただの取り越し苦労」だったことに気づかされました。
もちろん失敗することだってあるし、実際に不安が的中してしまうこともあります。
でも、失敗した時はそこから学び、次に同じことを繰り返さないようにするチャンスでもあるんですよね。
むしろ失敗によって「やり方を変えてみよう」「もっとこうしたらいいんじゃないか」とプラスの発想につながることのほうが多いんです。

実は、パンの仕込みで失敗したある日のこと。
生地が固くなりすぎて全然ふくらまなかったんです。
あのときは、お客さまに出せるようなクオリティにならず、一日落ち込んでしまいました。
でも、そのあと配合の仕方や発酵時間を見直してみたら、今までよりも軽く口どけの良いパンが焼きあがったんです。
私にとっては、心配していたことがいったんは現実になったけれど、そこで終わりではなく、改良を重ねた結果、新しい発見につながりました。

こうして振り返ってみると、大きく構えているよりも、まずはやってみることで「いま起こっていること」に集中できるようになりました。
心配や不安は全部なくすことはできないけれど、「心配の85%以上は起こらない」と言われています。
これを知っているだけで少し心は軽くなりますよね。
みなさんももし何かに挑戦するときに不安を抱えていたら、「起こらないかもしれない心配」を手放して、まずは一歩踏み出してみてください。
小さな一歩が、きっと先の大きな可能性を連れてきてくれると思います。⁡

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76 いいね! ('25/03/25 18:00 時点)