◆日野市障害者関係団体連絡協議会の皆様との意見交換会◆
先日、日野市障害者関係団体連絡協議会の皆様と2時間にわたり意見交換を行いました。
現場で活動されている皆様から「生の声」を伺うことができ、大変有意義な時間となりました。
いただいたご意見は、今後の政策検討において重要な指針となります。
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【1. 障害者団体の現状と共生社会の推進】
各団体からは、持続可能な活動のための財政・人材確保の課題が挙げられました。
◆次世代育成と事業基盤の強化
日野市障害者団体連絡協議会では高齢化が進み、若手育成が喫緊の課題です。
また、計画相談などの福祉事業報酬が低く、事業継続が困難な実態があります。
介護派遣でも人材不足が深刻で、利用者ニーズに対応しきれない状況です。
◆障害者雇用とピアサポート
「働きたい」という声に応えるため、市役所の障害者雇用率向上が求められています。
単に法定率を満たすだけでなく、障害特性を活かした配置と現場理解の促進が必要です。
◆バリアフリー化と手話言語条例
防災拠点にもなる既存校舎などのバリアフリー化を進めるとともに、公共・民間施設のトイレ整備など、多様なニーズに応じた環境づくりが重要です。
また、市聴覚障害者協会からは「日野市独自の手話言語条例」の制定を求める声があり、拙速ではなく当事者と協議を重ねながら時間をかけて作ることが確認されました。
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【2. 災害時の安全確保と個別避難計画】
地域防災訓練への参加促進や、個別避難計画の策定支援が強く求められました。
自治会では「けがをさせたら困る」という過剰配慮が支援を妨げることもあり、地域と当事者が共に備える体制づくりが必要です。
市では6,300人中108名分の個別計画を策定済み。今後さらに加速が必要です。
また、視覚障害者向け音声ハザードマップの積極的な配布も求められました。
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【3. JR中央線グリーン車導入に伴う課題】
障害当事者から「危険」「不便」との声が多く寄せられました。
◆ホーム上の危険性
グリーン車がエレベーター付近に停車するため、普通車両へ移動するには約40mの距離を狭いホーム上で進む必要があり、接触や転落の危険が高いとの指摘。
特に日野駅では、ホーム幅が狭く電動車椅子では危険とされています。
ホームドア設置と安全動線の確保を早急に進める必要があります。
◆経済的負担
精神障害などで混雑列車が難しい方にとってグリーン車は安心の空間ですが、料金負担(往復1,500円)は大きく、利用を断念する人もいます。
障害者割引や定期券制度の導入を国・都に求めるべきとの意見が出されました。
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【4. 買い物支援と商業施設のアクセシビリティ】
イオンモール多摩平の森店で以前行われていた「買い物同行支援(アテンドサービス)」の再開が強く要望されました。
視覚障害者がインフォメーションカウンターにたどり着くまでの経路がわかりにくく、誘導チャイムや展示ブロックの設置も求められています。
他の商業施設で同様の支援があることから、議会としてもイオン側に働きかけを検討していきます。
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【まとめ】
今回の意見交換で明らかになった課題は、共生社会の実現に向けた道しるべとなりました。
特にJRグリーン車の合理的配慮、災害時支援体制、施設のバリアフリー化、人材育成は最優先課題です。
今後も当事者、行政、市民の皆様と協力し、政策の進捗を丁寧にお伝えしながら、一歩ずつ前進してまいります。
#日野市障害者関係団体連絡協議会
#障がい者政策 #共生社会 #JR中央線グリーン車
#バリアフリー #個別避難計画 #手話言語条例
#日野市議会 #日野市 #新井ともはる #新井智陽
先日、日野市障害者関係団体連絡協議会の皆様と2時間にわたり意見交換を行いました。
現場で活動されている皆様から「生の声」を伺うことができ、大変有意義な時間となりました。
いただいたご意見は、今後の政策検討において重要な指針となります。
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【1. 障害者団体の現状と共生社会の推進】
各団体からは、持続可能な活動のための財政・人材確保の課題が挙げられました。
◆次世代育成と事業基盤の強化
日野市障害者団体連絡協議会では高齢化が進み、若手育成が喫緊の課題です。
また、計画相談などの福祉事業報酬が低く、事業継続が困難な実態があります。
介護派遣でも人材不足が深刻で、利用者ニーズに対応しきれない状況です。
◆障害者雇用とピアサポート
「働きたい」という声に応えるため、市役所の障害者雇用率向上が求められています。
単に法定率を満たすだけでなく、障害特性を活かした配置と現場理解の促進が必要です。
◆バリアフリー化と手話言語条例
防災拠点にもなる既存校舎などのバリアフリー化を進めるとともに、公共・民間施設のトイレ整備など、多様なニーズに応じた環境づくりが重要です。
また、市聴覚障害者協会からは「日野市独自の手話言語条例」の制定を求める声があり、拙速ではなく当事者と協議を重ねながら時間をかけて作ることが確認されました。
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【2. 災害時の安全確保と個別避難計画】
地域防災訓練への参加促進や、個別避難計画の策定支援が強く求められました。
自治会では「けがをさせたら困る」という過剰配慮が支援を妨げることもあり、地域と当事者が共に備える体制づくりが必要です。
市では6,300人中108名分の個別計画を策定済み。今後さらに加速が必要です。
また、視覚障害者向け音声ハザードマップの積極的な配布も求められました。
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【3. JR中央線グリーン車導入に伴う課題】
障害当事者から「危険」「不便」との声が多く寄せられました。
◆ホーム上の危険性
グリーン車がエレベーター付近に停車するため、普通車両へ移動するには約40mの距離を狭いホーム上で進む必要があり、接触や転落の危険が高いとの指摘。
特に日野駅では、ホーム幅が狭く電動車椅子では危険とされています。
ホームドア設置と安全動線の確保を早急に進める必要があります。
◆経済的負担
精神障害などで混雑列車が難しい方にとってグリーン車は安心の空間ですが、料金負担(往復1,500円)は大きく、利用を断念する人もいます。
障害者割引や定期券制度の導入を国・都に求めるべきとの意見が出されました。
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【4. 買い物支援と商業施設のアクセシビリティ】
イオンモール多摩平の森店で以前行われていた「買い物同行支援(アテンドサービス)」の再開が強く要望されました。
視覚障害者がインフォメーションカウンターにたどり着くまでの経路がわかりにくく、誘導チャイムや展示ブロックの設置も求められています。
他の商業施設で同様の支援があることから、議会としてもイオン側に働きかけを検討していきます。
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【まとめ】
今回の意見交換で明らかになった課題は、共生社会の実現に向けた道しるべとなりました。
特にJRグリーン車の合理的配慮、災害時支援体制、施設のバリアフリー化、人材育成は最優先課題です。
今後も当事者、行政、市民の皆様と協力し、政策の進捗を丁寧にお伝えしながら、一歩ずつ前進してまいります。
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('25/10/12 20:01 時点)