★ 完煎とはなんぞや ★

「ここに書いてある『完煎』って何ですか?」と、最近また店頭で質問されることが多くなったので、こちらでも再掲いたします。

当店の『完煎(かんせん)』の珈琲豆ですが、まず最初に味について結論から言いますと、

①生焼けじゃないから酸っぱくない
②焦げてないから苦くない
③汚れてないから雑味がない 

というものです。お米でいえば<しんナシ・おこげナシ>。

次に、物理的な状態についてですが、
一枚目は写真左、二枚目は写真上が完煎で、反対がもう少し火の通ったフルシティローストです。

シワがなくなるほど豆が膨らみ、今にも爆ぜる(はぜる)その直前です。豆の平らな面が盛り上がって、割れ目の奥が露出しています。
このタイミングでコーヒー豆の甘みが最大となり、それぞれのコーヒー豆の特徴が一番出ます。

私も珈琲豆屋を志すまでは苦いコーヒーつまりフレンチローストぐらいが好きでしたが、飲み比べてみるとたしかに『完煎』が最も豆ごとの味の違いが出ることがわかりました。
もちろんそれは、Pre-Washedであること、つまり汚れてない豆であることが大前提です。
(洗っていない生豆は嫌な雑味がするので、完煎よりもっと深煎りにしないと雑味が誤魔化せないからです。)

にじいろコーヒーでは、『完煎』というタイミングまで焙煎したものを『シティロースト』として販売しています。

焙煎機テツオ&店主コンビで行うシティロースト焙煎は18分程度ですが、このうち完煎はおそらく4秒あるかないかという、ほんの僅かなタイミングです。

完煎の商品を焙煎してる時には他の焙煎度と比べても特別気を使ってますので、これらの焙煎中の核心タイムにお客様がいらした場合、最長1分程度オーダーを待ってもらうことがあります。

「酸味が苦手で深煎りがイイんですけど…」というお客様、

A.<洗ってない豆に含まれる雑味+酸味のコラボ が嫌い>なのか、
B.<やっぱり深煎りが好き>なのか、のどちらかだと思いますが、
Aの場合、つまり「すっぱいのもイヤだけど苦いのもイヤ」というお客様は、
ぜひ当店のシティロースト=完煎の珈琲豆を試してみてほしいです。

2025年2月の現時点で、完煎の商品は6種類販売しています。そのうち3種類を「完煎 3種セット」としてWebでも販売しております。

#もちろん深煎りも販売していますよ
#prewashedcoffee
#プレウォッシュドコーヒー
#コーヒーの雑味を取り除きたい
#日野市 #八王子市
#にじいろコーヒーの豆の話

#店舗経営していない方やフジローヤルのR101以上の焙煎機をお持ちでない方の技術的情報受け付けてません

続きは Instagram で

50 いいね! ('25/02/27 22:00 時点)