
・出身地
茨城県つくば市
・出身校
日本女子大学 文学部
・生年月
2000年1月26日
・趣味
パン屋さん巡り、市場に行くこと、カメラ、料理
・職歴
飲食店で1年程度働いたのち、2年前から合同会社クアッガで主に広報を担当
・今のお仕事を選んだ理由
私は食べることが好きなので、大学を卒業してから飲食店で働いていました。その中でフードロスに興味を持つきっかけになった出来事があったのが、私がビュッフェでパンの製造担当をしていていたときのことでした。私が朝早くからお客様に美味しく食べてもらいたいと思いながらパン作って焼いて提供していましたが、ビュッフェで余ってしまったパンは衛生面で問題があるため廃却しなければならず、私が朝早くから作ったパンを自分でゴミ箱に入れるという仕事に違和感を感じてフードロスに興味を持ちました。飲食店で働いている間、他の場面でも食品ロスの現場を目の当たりにすることが多くあり、食べ物が大好きだからこそ、社会的にも役にたつ仕事をしたいと思い、合同会社クアッガに応募しました。
個人的に、食品ロス削減等、SDGsに取り組むということは、何かを我慢して社会を良くする、と印象が当時は強くありましたが、合同会社クアッガは、作り手と食べ手、食べ物もみんなで幸せになりながら食品ロスの削減を目指していこうと掲げていて、誰かが我慢をすることなくフードロス削減の活動に打ち込めることに共感をして今の仕事を始めました。
・お仕事で大切にしている事
合同会社クアッガの取り組んでいるrebakeという通信販売サービスでは、パン屋さんとお客様の間に立つ仕事になるので、どちらかの意見に偏りすぎないよう意識することを大切にしています。会社のモットーにもある、「人にも食べ物にも幸福な一生を」を意識して、みんながハッピーでありながら、食品ロスも減っている、という仕組みを作ることが目標です。
rebake:https://rebake.me/?utm_source=kuminnews&utm_medium=referral&utm_campaign=interview
・お仕事の中で記憶に残る出来事はありますか?
昨年12月、墨田区より、SDGsに関して特に優れた取り組みをする企業として、全国の方へロスパンをお届けしているrebakeが評価されて、すみだSDGsアワードを受賞しました。たくさんの優れた取り組みをする企業がある中で、弊社の活動が評価されたことが嬉しかったですし、普段私たちが活動拠点としている墨田区の方に弊社の活動を知っていただく機会となりました。

・お客様から言われて嬉しかった一言はなんですか?
パン屋さんから、「rebakeはパン屋のライフライン」というお言葉を頂けた時とても嬉しかったです。rebakeには、全国1500店舗以上のパン屋さんが登録していますが、通信販売の仕組みをとっているため、通常はパン屋さんやお客様とお会いせずにシステムを運営しています。自分たちの活動で助かっているお店があるんだなと実感する機会は意外に少なく、機会があればお会いしに行くようにしているのですが、その時にその様な言葉を頂けると感動しますし、やっていて良かったなと感じることができます。
・ここ最近新たに取り組んでいる事はありますか?
私の最近の新たな取り組みは、広報活動のほかにrebakeユーザー様向けの企画にも携わる様になりました。今まで広報として行ってきた活動では、メディアの方に向けた企画が中心だったので、ユーザー様に喜んでいただくためには、また別の視点が必要なのだなと勉強になっています。
企業としての新たな取り組みは、新たに通信販売ではないサービスとして、店頭で余った食品を再販売してロスにしない取り組みを始めました。
・地域での活動をされていますか?
はい、墨田区の事務所にて定期的にロスパンのマルシェを開催しています。
全国のロスパンを集め、1つからご購入いただけるようにすることで、まだロスパンを食べたことがないという墨田区の方にも、その魅力を知っていただきたいと思い、開催しています。(次回開催は8/31予定)
この企画は去年の2月から8回ほど開催していて、全国の登録してるパン屋さんからロスパンを送ってもらって販売をしています。売れ残ったパンではありますが、送る際にはそのロスパンを冷凍して保存期限を伸ばしているので衛生的にも問題がないようにしています。

・今のお仕事は好きですか?やりがいは何ですか?
とても好きです。優秀な先輩しかいないので、私が何かやる度に自分の良いところ悪いところ、自分では知らなかった部分に気づくことができます。また、他企業と比べて、どんどん新しいことにチャレンジさせてくれるところも、やりがいの一つです。例えば、先にあげた墨田区でのロスパンのマルシェは、私が発案し、企画から実行までやらせていただきました。現在まで8回ほど開催しており、継続して一つのイベントを実行しているということは、一つの自信につながっています。
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