クリニックに来てくれる多くのコたちが
高齢だったり、持病がいろいろ…というどうぶつたちです。

もちろん、若いうちから
不調がちだったり、手術や一般的な処置もある程度試したけれど
このコにとってもう少し過ごしやすく、元気に生活できるために
できることはないかと連れてきてくださる場合もあります。

私はそのコが、
若い頃どんなだったのか
どんなことが好きで、目を輝かせるのか
当然ですがご家族と同じようには知りません。
だから、お伺いして、想像したいと思っています。

どんな状態で来てくれたとしても、
「どこがどれだけ悪いか」の視点ではなく
「どのような歴史があるのか」という視点を持ちたいなと思っています。

たとえどんなに
ヨボヨボに見えたりヨロヨロしていたり毛がうすかったり
ぐるぐるだとかゼイゼイしていたり…などがあったとしても。

それは、クリニックに、エマージェンシーのようなコがほぼいないから
できることでもあり
鍼灸という、じわじわと時間をかけることをさせていただけているから、ということも
もちろんありますが

中医学が、その個人、個体が
今までどうやって生きてきたかや
どのような体質、生活環境、思考の癖が
今に繋がっているかも
重要な診断要素になるから、ということもあります。

私も大学では西洋医学を6年間バッチリ勉強し
新人のころ務めさせていただいていた時も
西洋医学の動物病院でしたから

やはり頭が勝手に、「これは〇〇の数値が…」「△△病の症状なのでは…」などと
瞬時に考え出すのですが

それと同時に、中医学の
「整体観念」…からだをまるごとひとつの有機体、統一体として考える
この視点のウィンドウも、頭の中に立ち上げるようにしています。

今でも、気を付けないと
科学に偏ってしまおうという勢力が頭の中にいるんですね。

何が正しいとか有力だというわけではなく
私たちの身体はそれぞれ固有の環境を持っていて
それぞれの歴史があり
ご家族との思い出があり…

全てを知る、見ることはできませんが
想像することで
人間だけでなくどうぶつとも
コミュニケーションが取りやすくなります。

現場では労力の要ることですが
気をつけていきたいと思っています。
😊

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36 いいね! ('26/01/16 07:49 時点)