まちの仕事人インタビュー
いい家をより安く
グッドリビング株式会社 代表取締役 永野 武 (ながの たけし) さん インタビュー

静岡県磐田市出身

1991年  20歳で入社

1994年  営業部に移動

1999年  統括管理担当  就任

2004年  役員  就任

2011年  常務取締役  就任

2018年  代表取締役  就任

趣味  晩酌をしながらのNetflix

家づくりを越える付き合いが魅力

仕事のやりがいはどんな所ですか?

営業時代を振り返ると、一生に一回の大きいお買い物の手伝いって、失敗すればとても怒られますけど、逆に喜んでもらえた時にものすごい喜んでもらう。そういうものが返ってくる所です。例えば喜びで涙を流される方がいたり、担当の1棟目のお客様が亡くなってしまったが、30年近くの付き合いとなり飲みに行くこともありましたし、家づくりを越えるお付き合いができるのは魅力です。

うまくいかないこともあったのですか?

現場監督時代は図面と違うものを取り付けたり、施工したりとかありましたよ。でも会社の方針として、失敗そのものを責めるということはしません。人間誰しもそういったヒューマンエラーはあり得るけれども、同じ失敗を何回もしたらそれはダメだよっていうのを創業者からずっと聞いてきました。なので次は失敗しないようにしていく改善をしていました。それをいまの社員たちにも伝えています。


一生の家づくりのフォロー

代表という立場に変わってからはどんなこと意識されているのでしょうか?

うちはコストがまず安い住宅を販売してるので、今色々と物価も上がっていますけど、住宅もどんどん高くなって、手が本当に届かない、届きにくい価格になってきている。そんな中でも少しでも手が届く範囲で住宅を提供していきたい。戸建欲しいけど、高いから諦めようかなっていう風にならないように、少しでもそういう所で社会に貢献していきたい。これからもそれは変わらないですね。うちのコンセプトは「いい家をより安く」誰しもが戸建を持てる社会にしていきたい。

物価高などでお客様の要望は変化してきているんでしょうか?

要望ももちろんですし、住宅の場合、流行り廃りがあるので、デザインとか間取りとかもそうですけど、家族構成がだいぶ変わってきています。少子化なおかつ世帯数がだいぶ減っています。私は入社したときは、5人家族は結構当たり前のようにいたんですけど、今は夫婦2人とか、独身で家を持たれる方もいます。なので家自体も小さくなってきています。それでも一軒家への憧れは変わらずありますので、お客さんの声は変わらず聞き続ける部分です。


今後の会社の展望などを教えて下さい

今は、人手不足で新築に付きっきりなっています。そうすると住まれた後のフォローが手薄になってしまいます。

引き渡しをした後に外部の方にお願いすることあり、なんだか離れてしまうようなケースがありましたが、グループの大きな傘下に入ったので(2025年7月18日付で、静岡ガス株式会社による全株式取得により同社グループの一員となる)リフォームの要望があればグループの中でお手伝いが出来ますし、住宅を売却して住み替えたいとか、トータル的に家づくりした後も色々なお付き合いが出来るようにこれからなっていく。一生お客様の住まい、家づくり、その後のフォローが出来るのはこれからやっていきたい所であり、静岡ガスさんともお互いシナジーを生み出して色んな良い結果を出していきたいですね。

インタビュー後記

終始穏やかな笑顔、空気感でお答えいただけたのが印象的でした。そうした中でも人手不足などからお客様へのフォローができていなかったことからサービスの提供が行き届かなかった話の際には、悔いを滲ませていらっしゃいました。家を売って終わりではなく、一生涯のフォローをしたいという思いに大変感銘を受けました。

これから更に進化していくグッドリビングを楽しみにしております。永野代表ありがとうございました。

お問い合わせ

グッドリビング株式会社

静岡県浜松市中央区佐鳴台1丁目8−8

TEL:053-445-2000

HP:https://good-living.jp/

*ご連絡ご相談の際、『市民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。