
豊島区南池袋にて竹田健司税理士事務所の代表税理士として活動されている竹田健司さんは、10年間の地方公務員経験を経て2018年に独立。以来、多くの中小企業や個人事業主のパートナーとして税務・会計のみならず、経営・資産形成・不動産投資まで幅広い領域で支援を行っています。MBAホルダーでもある竹田さんは、金融や経営に関する知識を実務に活かし、銀行との連携やお客様との信頼関係を築くことで、堅実かつ戦略的に事務所を成長させてきました。

今のお仕事を始めたきっかけを教えてください
もともとは地方公務員として10年間勤務していました。最初は安定を求めて公務員を目指したのですが、実際に仕事に就いてみると、想像以上に楽な環境で、「このままだと能力が退化してしまうのではないか」と危機感を覚えるようになったんです。そんなときに、大学時代に取得していた簿記の知識が思い浮かび、改めて税理士という資格に興味を持ちました。「自分にもできるかもしれない」と思い、挑戦することを決めました。
会社設立までの経緯を教えてください
勤務のかたわら独学で7年間、地道に勉強を続け、30歳のときに税理士試験に合格しました。その後、都内の税理士事務所に勤務しながら実務経験を積み、4年間勤め上げました。2018年、35歳で満を持して独立し、池袋に事務所を開設。当初は1人でのスタートでしたが、戦略的に銀行との関係構築を進めたことが功を奏し、紹介案件が増加。顧問先も順調に拡大し、現在では従業員5名を擁する事務所に成長しました。2022年には現在の南池袋の事務所に移転し、さらに業務体制を強化しています。
事務所の特徴を教えてください
税務・会計の基本的なサポートに加えて、私自身が実践している不動産投資や株式運用、資金管理ノウハウなどもお客様に提供しています。特に、MBAで得た経営知識を活かした「経営者目線」のアドバイスが好評で、一般的な税務相談にとどまらず、事業戦略や資金調達、節税方法まで幅広くご相談いただいています。また、税理士会のビジネスサポートセンターでの相談対応を長年担当しており、さまざまなケースを経験したことで、より多角的な視点を持ってアドバイスができることも強みです。
数字を扱うだけでなく、「人」を相手にするところが魅力です。

お仕事で大切にしていることを教えてください
常にお客様の立場に立ち、「自分がお金を払う側だったらどう思うか」を意識して行動しています。中小企業にとっては、今ある現金をどう活かすかが何より重要ですから、その視点を忘れないようにしています。私が行っている不動産投資なども、成功体験として還元し、お客様がより健全な資産形成を進められるようサポートしています。
この仕事のどんなところが好きですか?
数字を扱うだけでなく、「人」を相手にするところが魅力です。税務相談や経営の悩みに寄り添い、解決策を一緒に考える過程には、毎回違う発見や学びがあります。自分のアドバイスがきっかけでお客様が成長したり、事業が軌道に乗ったりすると本当に嬉しくなりますね。また、MBAでの人脈が顧客獲得につながったり、銀行との連携が思わぬ案件に発展したりすることもあり、この仕事は努力すればするほど「面白くなる」仕事だと実感しています。
今後やりたいこと等、展望を教えてください
将来的には自社ビルを建て、弁護士や司法書士、社会保険労務士などの専門家と連携し、より包括的なワンストップサービスを提供できる体制を整えたいと考えています。また、税理士法人化も視野に入れており、専門性と信頼性のさらなる向上を図りたいです。現在は従業員の育成にも力を入れており、単に業務をこなすだけでなく、「考えて動ける人材」を育てていくことが、これからの課題だと考えています。
インタビュー後記
「人生、ずっと楽しいです」と笑顔で語る竹田さん。その言葉通り、学生時代、公務員時代、そして税理士として独立した今まで、一貫して前向きに「今できること」に集中されてきた姿勢がとても印象的でした。人を大切にする姿勢がうかがえます。戦略的に事業を展開しつつも、決して驕らず、常に「相手目線」での支援を忘れない竹田さんの姿は、これからの時代の理想的な専門家像のひとつと言えるのではないでしょうか。
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