古代日本の幻の甘味料、甘葛煎(あまづらせん)をご存じでしょうか?
甘葛煎は、今から1300年前~1000年前の奈良・平安時代に食べられた日本独自の甘味料です。

清少納言の随筆『枕草子』にも「けずり氷にあまづら入れて」という記述があり、あてなるもの(上品、雅なもの)のひとつとして、金属製のお椀に入れた削った氷に、あまづらをかけたものが挙げられています。現代風に言えば、かき氷のシロップですね。

採取できるのは、糖度が高まった厳冬期のツタからのみ。高貴な身分の方のみが食することができた超高級甘味料だったようです。

鴻臚館に往来した高貴な方々も、喜んで甘葛煎を用いた古代スイーツに舌鼓を打っていたかもしれませんね。

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42 いいね! ('25/02/11 06:00 時点)