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法事や親戚の葬儀でも参列出来る着物とは?
(2年前の記事です) 掲載日:2022/10/18
40歳を回り私も大人になったせいか着物が好きでコロナ前はよく自ら着付けしてお出かけしていました。しかしコロナで外出する機会が減った為、今後の着物を着る機会も激減。とはいえコロナが終息を迎えつつある今将来を考えるようになりました。
今後法事や親戚の葬儀にも着物で行きたいと思っていますが、その際の着物に関して質問があります。色無地は慶弔に使えるといいますが、色はどこまでが許されるのでしょうか?派手な色はだめでしょうが、黒以外何色なら、法事や葬儀に着用できるのでしょうか?
一応黒の喪服は持っています。喪主側でないときに着用できる着物の種類を教えてください。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

ご質問ありがとうございます。
昔は遺族の方だけが和装でしたが、最近は参列者の方も和服が多くなりはじめました。
結論から言えば、黒以外では、グレー、紺、紫など。近頃は、深緑、臙脂、茶系などの控えめな色もあります。
こういった色は正解というものがないかもしれません。中には、あんな色を着て、など言う方がいるかもしれません。重要なのは、あまり目立つものは控えた方がよいということです。
いまは、通夜にも喪服で参列する方が多くなりましたが、少し前までは、作業着や普段着、 普通のスーツなど服装に決まりはありませんでした。いまの通夜は、日程が延びますので準備することができるのですが、ひと昔前は、亡くなったその日、というのがほとんどでした。
当日、知らされるので、衣装も何もない状態で焼香に行く、というのがマナーだった。けれども、いまは火葬場の都合や式場の予定などで多少日程が延びるので、喪服での参列が当たり前になってきた。
服装の色や形も、時代が変わったり、葬儀の習慣が変わったりするとそれに伴い変化することも多くなってきます。けれども、TPO をわきまえた服装が好ましいことは、古今変わらないことかもしれません。
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