◆フランス料理界の法王、ポール・ボキューズ氏◆
フランス・リヨン郊外のコロンジュ・オ・モン・ドール村。ソーヌ川にかかるコロンジュ橋のたもとに「ポール・ボキューズ」があります。
店内に一歩入るとまるで劇場に来たような感覚に。お料理、ホスピタリティ、空間、演出、その全てで世界中の人々を魅了し続けている、フランス料理界の最高峰に君臨する真のグランメゾンです。

2018年に91歳でこの世を去るまで、その生涯をかけてフランス料理の発展に尽くしたポール・ボキューズ氏。
1926年に、リヨン郊外のコロンジュ・オ・モン・ドール村で料理人の家系に生まれ、実家のレストランを継ぎました。
1961年には、フランスの最高勲章であるM.O.F(国家最優秀職人章)を料理人として初めて受章し、同年「ポール・ボキューズ」はミシュランの一つ星、翌年に二つ星、1965年に三つ星を獲得します。
また、1975年には、ボキューズ氏がフランスで最も権威のある「レジオン・ド・ヌール」勲章を受章。その際、当時の大統領に捧げた料理“ 黒トリュフのスープ エリゼ宮にて(1975年、ヴァレリー・ジスカール・デスタン大統領に捧ぐ) ”は、現在も多くの人に愛され続けているスペシャリテのひとつです。

ボキューズ氏は、その後もフランス料理の素晴らしさを後世に伝えるため、リヨンを拠点にレストラン、ホテル、学校や財団、世界最高峰の料理コンクール「ボキューズ・ドール」を創設。
世界に「料理人」という職業を知らしめ、フランス料理の評価を高めるきっかけとなりました。現代フランス料理の発展に全精力を注ぎ、 「料理界の法王」と世界から称され、その功績は計り知れません。

そんなボキューズ氏のもとで20年近く働き、2017年より「ポール・ボキューズ」の総料理長を務めるのがジル・レナルト氏。”躍動する伝統”をモットーにボキューズ氏の料理と哲学を今も継承し続けています。
そのジル・レナルト氏が11月に来日し、来日記念ガラディナーを東京(15日)と金沢(17日)で開催します。

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83 いいね! ('24/10/28 22:01 時点)