神田の人気蕎麦屋の中でも異彩を放つのは、同店。

創業1981年と他店と比較的歴史が浅いが現店主が1代で築き上げた店舗。

偶然が必然となり、今に至る。

まさに人生何が起こるかわからない。

●父の作った手打ちうどんに感動

店主が27歳の時に、自宅で父が手打ちうどんを作って食卓に出してくれた。

茹でたてをすぐに食べる。これがまたうまいのなんの。

うまさに感動をしたことをきっかけにうどん屋になることを決意して脱サラをする。


しかし、うどん屋に修行をしようとしたが、残念ながら求人がない。

そこで蕎麦も好きだったことから、蕎麦屋で修行をする。

3~4年修行の後、現在の「松翁」を開店する。


暇な日が続き、来る日も来る日も汁の研究に没頭。

成分比を少しづつ変え、奥様に味見をしてもらう。

*実は奥様の父が、宮家の住み込み料理人ということもあり、舌が確かだった!


奥様は、失敗したものをおいしくアレンジすることができ、

二人三脚で「おいしいものを作る」作業を続ける。


結果、ご主人は某テレビ局の蕎麦選手権に出場を打診され、

3回中2回の優勝を飾る腕前となる。

●人気メニュー

2色or合もりそば

自家製粉することにより、鮮度が良い蕎麦粉を使用した、

つなぎを一切使わない、生粉打ち。

今回、合もりそばとけんちん汁をいただいたが、

2色のそばがあることにより、違う食感と味が楽しめる。

小田原  鈴廣のかまぼこを使用した板わさ


【店舗情報】

松翁

東京都千代田区神田猿楽町2丁目1-7

神保町駅[A4]徒歩5分

月~金:11:30~14:30、17:00~20:00

土  :11:30~16:00

https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13000604/