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会社の健康診断で腎臓病の疑いありと記載されていました。
(1年前の記事です) 掲載日:2024/01/26
会社の健康診断で「慢性腎臓病の疑いあり」と書かれておりました。
母が腎臓を患って亡くなっていることもあり、遺伝、私も同じく腎臓を患うのかと今回の健康診断の結果を目にして不安を感じました。
最近疲れやすく足がむくむことも腎臓の機能が低下している影響でしょうか?
腎臓は悪くなったら戻らないとのことなので、せめてこれ以上悪くはならないようにする為にできることはありますか?
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

健康診断では、クレアチニン、eGFR(推定糸球体濾過率)、尿検査といった項目が含まれており、これらに異常が見られた場合は、腎臓専門医への相談をお勧めします。
これらの検査は慢性腎臓病の早期発見に役立ちます。慢性腎臓病には、倦怠感、むくみ、頻尿、皮膚のかゆみ、貧血など、さまざまな症状があります。これらの症状に心当たりがある場合は、検査を受けることを推奨します。
ただし、慢性腎臓病は症状が目立たないことが多く、急激に悪化することもあるため、定期的に健康診断で腎臓の検査を受けることが重要です。
日常生活で慢性腎臓病の進行を防ぐためには、いくつかの対策があります。塩分の摂取量を1日6グラム以下に抑えること、週3~5日の有酸素運動と週2~3日の筋力トレーニングを行うことがすぐに実践できます。
また、1日1.0~1.5リットルの適切な水分摂取も慢性腎臓病の進行を抑制するのに効果的です。加工肉や赤身肉の過剰な摂取を控え、肥満を防ぐことも大切です。
ただし、食事療法や運動療法の具体的な内容は個々の腎臓の状態によって異なるため、専門医と相談しながら進めることが望ましいです。