【特別展「教壇に立った鴎外先生」展示会場から3】開催中の展覧会から、展示資料を紹介します。

●J. Kollmann “Plastische Anatomie des menschlichen Körpers : ein Handbuch für Künstler und Kunstfreunde” Leipzig : Veit, 1886 【東京大学総合図書館蔵】
●鴎外、久米桂一郎同選『芸用解剖学 骨論之部』画報社 明治36(1903)年

鴎外は明治24年から東京美術学校(現・東京藝術大学美術学部)で美術解剖学を講義しました。その際に参考にした資料の一つがドイツの解剖学者コールマン(Kollmann)の美術解剖学書『造形的解体学』です。この書籍には、骨格や筋肉の図版が数多く掲載されています。

明治30年、同校の卒業生・大村西崖が雑誌「美術評論」を創刊しました。鴎外は、当時美術解剖学を担当していた久米桂一郎と共に『芸用解剖学』を連載しました。連載は未完に終わりましたが、同36年に項目を加え『芸用解剖学 骨論之部』として刊行。同書には、コールマンの『造形的解体学』から多くの図版を転載しています。

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21 いいね! ('24/06/09 06:01 時点)