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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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先週は連日の猛暑日。

今夏、東京の電力は大丈夫なのか?

この気温で節電になったらどうなるのか

想像するだけでも恐ろしいですね。

 

1、最高益なのにリストラ?

 

7月10日付の朝刊で各紙が一斉に

報じていますが、塩野義製薬が

過去最高益なのに50代以上で

200人の早期退職を募集する、

つまりリストラする、という報道が

ありました。

まったくの私見ですが、同社はグローバル

でどこかの企業グループに入ろうとして

いるのかな?と。

製薬会社はフェーズI、フェーズII、

フェーズIIIと呼ばれる臨床試験に

いま何本進行しているかで将来業績が

予想できる厳しい競争に身を置いて

います。まして新薬開発は莫大なコスト

がかかる。

おそらくグローバル競争をする上で、

同社の規模だと難しい。

業績の良いうちに、将来の退職金債務

を減らしておけば「声がかかった時」に

良い条件で株式が売却できる、と

踏んでいるのではないか、と。

 

2、令和版バブル

 

日経ビジネスで「家が買えない」という

特集(2023年5月1日8日号)

がありました。

いま、マイホームは雲の上の存在であり、

 

・首都圏マンション価格は平均1億円超

・地方都市の地価高騰が止まらない

・札幌でも市内はもう都心レベル

・住宅難民発生

・郊外移住が全国で加速

 

とのこと。

昔の同僚が武蔵小杉エリアに賃貸で

住んでいて、子供が大きくなったので

マンション買おうと思ったら、手が出るような

金額ではなく、泣く泣く断念した、と

聞きました。

 

令和版バブルです。

しかし中身は平成バブルとは全く違い

ますね。

海外からの投資も加速、

コロナ後のライフスタイルは変化、

そして価格高騰しているエリアと

そうでないエリアの二極化。

一部の富裕層のみがバブルの恩恵を

享受し、その他大勢はバブルの実感

すらないのが令和っぽいですね。

 

 

(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp