「イメージ巧者」サントリーの危うい宿命 強すぎる発信力が裏目にも:日本経済新聞
サントリーホールディングス(HD)が新浪剛史氏の会長辞任を巡って揺れている。
サプリメントの入手に絡んで警察の捜査を受けた新浪氏が、刑事責任の有無が明らかになる前に、いち早く辞任した背景には、消費者に密着するビジネスを展開する企業ならではの、イメージダウンに対する危機感があった。
なかでも同社は広告宣伝や個性的な経営者の発信力で、イメージを巧みに高めてきただけに、不祥事やトップの失言などが起きたとき