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健康
健康診断でクレアチニンの数値が1.20と高いことが指摘されました。
東京都渋谷区在住W様
(1年前の記事です) 掲載日:2023/05/04
現在はむくみなどの自覚症状はないようですが、数年前からの健康診断でクレアチニンの数値が高い結果が続いており、昨年の健康診断でクレアチニンの数値が1.20と高いことが指摘され、精密検査が必要とされました。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。
渋谷区民のミカタがお答えします

渋谷区民のミカタがお答えします
eHealth clinic 新宿院
医師
天野 方一
クレアチニンの数値よりも、クレアチニンや体格をもとに計算されるeGFRという数値が重要になってきます。
eGFRは、腎臓が1分間にどれだけの血液をろ過できるかを示す数値で、標準的な体格の人で、1分間に90ml以上が正常です。腎臓の機能が低下すると、eGFRが低下し、最悪の場合は人工透析が必要になることがあります。
ただし、クレアチニンやeGFRは一時的に低下することもあり、加齢とともに低下することもあります。
急性腎炎や脱水などの一時的な状態では低下することもあるため、長期的な視野で判断する必要があります。eGFRが60以下で、尿中にタンパク・潜血・尿糖が出現する場合は、より詳しい検査が必要になる可能性があります。