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日本では、お金を不浄のものとみなして、教育の現場で触れずに来たといわれています。


みなさんも、お金に対する様々な知識、

自信ありますか?


自己責任が叫ばれる時代、人生の夢をつかみ、生活を守るためのお金の知識は今まで以上に重要です。それを老若男女のみなさんに学んでいただくための機会を提供するため、金融知力普及協会は活動しています。

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おはこんばんちは!金融知力普及協会の鈴木です。我ながら懐かしい挨拶を持ってきました。鳥山さんも読者への挨拶に困ってたんですね。きっと。


巷にはお金を増やすためのいろいろな情報があふれてます。コンビニの雑誌コーナーも、本屋さんも様々な投資の情報がより取りみどりです。よさそうなものを選んで、おっこれをやってみよう!と思う前に、少し考えてみてほしいのはあなたが人生のどのステージにいるのか?ということです。ざっくり見ていきましょうか。もちろん下記は一般論です。該当しない人もたくさんいますのでそのおつもりで。



例えば小学校3年生までは抽象的な概念をなかなか理解できないと言われています。その年代の子どもにはお金とは感謝のしるしなんだよ、ってことを伝えています。お父さんお母さんが働くことで、いろんな人が助かるので、その感謝のしるしとしてお給料をもらってるんだよ。という事です。


中学生くらいまでは、予算を立てるという事、我慢をするという事、買い物をするときに比較検討をするという事。なんかを伝えられるといいと思います。そのためには定期的に定額のお小遣いを与えてその中でやりくりすることを経験させるとよいでしょう。お手伝いや学校の成績をおこづかいに連動させると、お金をくれないならお手伝いしない!と考えるようになってしまうかもしれません。


高校生・大学生では、一人暮らしを始める方も多いと思いますので生活のための知識はマスターしてほしいと思います。水道光熱費や家賃の関連。敷金礼金などの慣例。20歳になったら年金の支払いも始まります。18歳成人制度も始まります。ひとりの大人として処遇されるという事はその分のリスクも背負うことになります。その前に知らなければならないことはたくさんありますね。


20代は、人生で一番リスク許容度が大きい時代です。積立投資を始めて老後資金を作り始めるのはもちろんですが、余裕資金があれば積極的に投資を行ってみましょう。2~3倍程度のレバレッジを掛けてもいいかもしれません。ミスをしても取り返せます。しかし、FXや商品先物など、容易に資金がゼロになってしまう投機のようなものには手を出さないように。


30、40代はマイホーム資金や子供の教育資金など、目先に大きな出費が控えています。ここでは固く固く、守りに徹することが大事です。仕事の経験も増え、活力も充実し公私ともに冒険したくなる時期かもしれませんが、注意深く決断しましょう。


50、60代になると大きな出費は乗り越え、お給料の額も上がって、投資的には冒険をしてしまう方が多く見られます。しかしながら若いころと違って失った額を取り戻すための時間的余裕がもうありません。老後を見据えて堅実に投資に向き合いましょう。


70代以降になると、もう取り戻すことはできません。大勝負には決して手を出さないように。減らさないようにするための運用が求められます。


就職時からずっと積み立て投資を行っていれば老後資金はしっかり用意できます。次回はそこら辺を詳しく見ていきたいと思います。それではまた!



著:鈴木 達郎


講師略歴

鈴木  達郎(すずき  たつろう)


プロフィール

1975年  兵庫県生まれ  いて座  A型

1997年  上智大学比較文化学部卒。

外資系経営コンサルティング会社、ネット広告代理店などを経て、

2005年  金融知力普及協会へ参画。

2007年4月より同協会事務局長。

全国40以上の地方銀行が実施する「全国高校生金融経済クイズ選手権エコノミクス甲子園」やハートフォード生命保険とのコラボレーションで作成した「二つのお財布で考えるセカンドライフのお金ワークブック」、カードゲームで経済を学ぶ「経済TCGエコノミカ」など企画・実現。

沖縄県金融人材育成事業にて中高生向けの金融経済教育の授業を企画・実施。

2010年  野中ともよ(ジャーナリスト)との共著で「8歳からのお給料袋」執筆・出版。

2016年  絵本「おかねなんていらな~い?」をポプラ社より出版。


特定非営利活動法人  金融知力普及協会 理事 事務局長

NPO法人金融知力インストラクター。