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kazaitobooks さんから「かたちの仕事 小田中耕一作品集」特装版が届きました!

ふおおおお!
手にするのを楽しみにしていましたが、小田中さんの型染布を表紙に使用した布張り上製本は、思っていたとおり、手にした人を幸福感に包んでくれるものでした。

タイトルもいいなあ。かたちの仕事。
作品というより、仕事で制作されたものが多く、それらをたっぷり見ることができます。

小田中さんの型染を知ったのは、 watari_p_n さんで販売されていた「日本の手仕事カレンダー」でした。

その後、風糸ブックスの笠井良子さんが、グラフィック社在籍時に編集された「民藝の教科書」シリーズの装画で目にして、あ、あのカレンダーの方だ、と。
小田中さんの型染めは愛らしく、やさしい教科書って感じでした。

このシリーズ、ほんの少しだけ私も参加しました。(こういうこともあのるか、という状況で、刊行を成し遂げた笠井さんはすごい、と思った出来事でした)

担当したのが博多鋏でした。
その博多鋏の型染も今回の「かたちの仕事」に掲載されてます。

この特装版、最終ページに寅さん入りスタンプが捺されてシリアルナンバーが入っています。その捺し方にゆらぎがあって、「総毛立って威嚇態勢に入ったようになっているものもある」と笠井さんが投稿で書いてらしたので、こちらも楽しみにしてたんですが、きれいに捺してあるものでした。威嚇、見たかったな。。。🤭

そうそう、博多鋏を紹介する文の結びで書いたのが、「手入れを欠かさず、大切に使えば、ずっと使える。一生ものの鋏に出会えるというチャンスが、いまならあるのだ。日々使って、そのよさを実感できる。それはかなり幸せなことではないだろうか。」でした。けれど、博多鋏職人の高柳晴一さんは、すでにこの世にいないため、新しい鋏はもう入手できません。鎌倉の菊一さんで研いでもらって、大切に使っています。

いつか欲しい、と思っていても叶わないこともあるので、いいな、と思ったら、なるべく早く手に入れておこう、と思います。

「かたちの手仕事 特装版」、いまならまだあるそうです。

kazaitobooks さんのページから購入できますよ。

素晴らしい本です。
笠井さんの情熱、感じます!

#かたちの仕事
#小田中耕一
#風糸ブックス

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0 いいね! ('25/12/06 10:01 時点)