本日、シャフリィ・インドネシア国防大臣に防衛省へお越しいただき、日インドネシア防衛相会談を行いました。

会談のポイントの一つは、私とシャフリィ国防大臣との閣僚級対話の下、政策面では次官級の「防衛戦略対話」、運用面では統合幕僚長レベルのハイレベル対話を早期に立ち上げることで合意したところです。三層構造（閣僚級、次官級、統幕長級）の枠組みと言ってもいいかもしれません。この重層的な対話のフレームワーク、「統合防衛対話メカニズム」の下、スピード感をもって二国間協力の深化を具体化してまいります。

シャフリィ大臣との会談の前に、防衛省の敷地内にある「スディルマン将軍」像に献花をしました。スディルマン・インドネシア共和国初代国軍司令官は、「インドネシア独立の父」と呼ばれる、インドネシアの国民的英雄で日本軍政下で、日本軍の軍事訓練を受け大団長（大隊長）を務めた経験もある方だそうです。

銅像は、2010年10月に日インドネシア防衛相会談が実施された際に当時のプルノモ大臣より両国防衛当局の緊密な協力関係の象徴として防衛省に銅像を贈呈したいとの意向が示され、2011年1月のプルノモ大臣訪日の際に、銅像の寄贈と除幕式が行われました。

プルノモ大臣はシャフリィ大臣の教官だったというご縁もあり、今日は献花をご一緒し、スディルマン像について、日本との深い関係を教えてくださいました。

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