
代表社員 CEO 石幡 裕二
設立:2023年6月
場所:練馬区上石神井
事業:人事コンサルティング
今回取材に伺ったのは、人生を企業人事に捧げてきた石幡社長です。
新卒から定年までの約40年間、3社で人事部を経験。現在はその豊富な知見を活かし、中小企業向けの人事コンサルティングを手がけています。長年の現場経験に裏打ちされた、人事の本質に迫ります。
起業に至るまでの経緯
大学を卒業後、システムエンジニア志望で富士通株式会社に入社しました。しかし、予想外にも配属されたのは人事部でした。最初は戸惑いましたが、いざやってみると社員の成長やキャリア形成に関わる仕事の奥深さに惹かれていきました。
業務としては、約3千人の従業員の給与計算や人事評価制度の運用、採用業務を担当していました。評価制度の設計や見直しをしていく中で、「どうすれば社員一人ひとりの努力を正しく見える化できるか」「組織として公正な判断をどう担保するか」という難しさに直面しました。また採用では、学生や転職希望者と直接向き合いながら、会社にとって本当に必要な人材とは何かを考え続ける日々でした。
人事の仕事は答えがひとつではないです。そこが難しくもあり、同時にやりがいでもありました。人と組織の関係性に深く関わるうちに、「人事は会社の心臓部なんだな」と感じるようになりました。
約15年間勤め、人事課長を務めていたところで、ヘッドハンティングを受けて独立系外国製半導体商社に転職しました。ここでは、人事総務部部長という立場で人事評価制度を一から構築するという大きなミッションを任されました。
その後、三井物産株式会社の直系エレクトロニクス商社がM&Aをするタイミングで、人事総務部長、人事総務本部長を歴任。異なる企業文化を融合させるという大きなテーマに取り組みました。現場の声を聞きながら、評価項目の定義から運用設計まで手探りで進め、人事制度の整備が社員の一体感を生むことを肌で感じた経験でした。
そして定年を迎えるタイミングで、これまでの経験を社会に還元したいと思い、2023年アイ・ソフトブレーン合同会社を設立しました。
事業内容について
中小企業の人事には課題が蓄積しています。大企業のように専任の人事担当やシステムが整っているわけではなく、採用から評価、育成までを一人の担当者、あるいは社長ご自身が担っているケースも少なくありません。制度を作っても運用が追いつかない、評価が曖昧で社員の納得を得られない、といった悩みをよく耳にします。
弊社では、社員数30名から100名程度の中小企業を中心に、人事業務のDX化と人事評価制度の設計・運用支援を主に行っています。初期のヒアリングから制度案の提示まで、最短で3ヶ月程度、料金は20万円から対応しています。限られた時間と予算の中で成果を出すことを意識し、納期とコストの両面で信頼をいただいています。
強みとしては、何よりも現場感覚に基づいた実践的な制度設計です。人事制度の運用と構築の両方経験してきたからこそ、理論だけではなく現場に根ざした仕組みを作ることができ、導入後に制度が定着するまで併走させていただいています。また、評価シートや運用マニュアルもすべて自社で内製化しています。これにより、スピーディーかつ低コストでの提供が可能になっています。
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大切にしていること
人事コンサルティングを通じて、お客様の「企業価値」の向上に貢献すること
人事面談を通して、経営者と従業員の橋渡し役を担うことを意識しています。どちらか一方に寄り過ぎず、双方の本音を丁寧に拾い上げ、互いの理解を深めていく。そのために、一人ひとりとの面談を徹底し、現場の声を直接聞くことを大切にしています。時間はかかりますが、実際に向き合うことでしか見えてこない課題や想いがあると思っています。
信頼関係の構築こそが、人事の根幹です。制度は「人」を抜きにしては決して機能しません。社長や管理職の想いをくみ取りつつ、社員の声も正確に届けることで、初めて両者が納得できる仕組みが生まれます。

お客様の働き方改革の強力なサポート役となること
会社に合った人事制度を見出すことが最重要だと考えています。どんなに立派な制度でも、現場の実態や社風に合っていなければ意味がありません。私はテンプレートを押し付けることはせず、経営者と社員、両方の声を聞きながら、その会社らしい仕組みを一緒に作り上げていきます。
こうした姿勢を評価され、ある企業の社長から「さすがは人事のプロですね」と声をかけていただいたことがありました。
その言葉が何よりうれしかったですし、自分の仕事の原点を改めて確認できた瞬間でした。
制度を整えることが目的ではなく、人がいきいきと働ける環境をつくること。その想いをこれからも大切にしていきたいと思っています。
今後のビジョン
ビジョンとして掲げているのは、人事の支援を通じて、中小企業を倒産の危機から救うことです。
経営がうまくいかなくなる背景には、資金や営業よりも「人」に起因する問題――組織の歪みやミスマッチが潜んでいることが少なくありません。人事制度を整えることで、社員の定着率が上がり、業績も安定します。元気な中小企業を増やし、ひいては日本の国力の向上に貢献すること。これが、私がこの仕事を続ける理由であり、これからも変わらないビジョンです。
インタビュー後記
石幡さんにとっての人事とは?という質問をしたところ、「人生です」と即答していただきました。記事には書けないような生々しい経験談も伺い、企業における人の大切さ、そして人を活かすための人事部の重要さに気付かされました。物価も人件費も高騰し、人事部を作ることも困難な時代だからこそ、外部の専門家に頼ってみてはいかがでしょうか?
お問い合わせ
アイ・ソフトブレーン合同会社
東京都練馬区上石神井1-8-2-201
TEL:03-3594-8252 (平日10:00~18:00)
*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。
