開催報告:第4回 Kyoto西京緩和ケアRevolutions

10月11日(土)、三菱京都病院にて「第4回Kyoto西京緩和ケアRevolutions」を開催しました。会場+Webのハイブリッド形式で、47名の方にご参加いただきました。

▼第1部(16:00〜16:45)
座長: 医療法人双樹会 理事 守上 佳樹 先生
演題: 「使ってほしい、ACP道しるべ!『病気の経過とこれからのこと』」
演者:
・三菱京都病院 緩和ケア科 部長 吉岡 亮 先生
・三菱京都病院 看護部 緩和ケア認定看護師 大津 裕佳 先生

第1部ではまず、大津先生より、三菱京都病院で実際に使用されているACPツール「道しるべ」についてご紹介いただきました。

続いて、吉岡先生による実践編として、医師役を吉岡先生、患者役を田上先生、患者家族役を大津先生が務め、ロールプレイ形式での解説が行われました。

大津先生のお話からは、「道しるべ」の作成に費やされた時間や、現場での経験に基づいた工夫が随所に見られ、非常に貴重なお話を伺うことができました。

吉岡先生によるロールプレイでは、実際のACPの場面をリアルに体感でき、ACPの経験がない方でも現場の雰囲気や対応の仕方を具体的にイメージすることができる時間となりました。

▼第2部(17:05〜17:50)
座長: 洛和会音羽病院 緩和ケア内科 部長 山代 亜紀子 先生
演題: 「広めてほしい!使ってほしい!がん疼痛治療アルゴリズム」
演者:
・医療法人双樹会 よしき往診クリニック 医師 田上 恵太 先生

第2部もロールプレイ形式で進行され、ベテラン指導医役を田上先生、研修医役を山代先生が演じられました。

がん疼痛コントロールに悩む研修医に対し、田上先生が「がん疼痛治療アルゴリズム」を用いて、患者さんにとって最適ながん疼痛の緩和方法を見つけていくという内容でした。

このアルゴリズムは、“がん疼痛を和らげる、を日本の文化に”という理念のもと作られたものであり、現場ですぐに活用できる実用性の高いツールであることが印象的でした。

引き続き、当取り組みにご協力いただける医療機関様を募集しております。

「京都で最高の緩和ケアが受けられる環境」を、ぜひ一緒に作り上げていきましょう!

第5回 Kyoto西京緩和ケアRevolutionsは、2026年春頃の開催を予定しております。
また皆さまとお会いできる日を、心より楽しみにしております。

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26 いいね! ('25/10/22 10:01 時点)