【令和7年度東京都公文書館秋企画展「渋沢栄一と東京」開催中 渋沢栄一と七分積金】

 昨年新1万円札の顔となった渋沢栄一。実業家としての活動で有名ですが、東京の都市行政にも携わっていたことをご存知でしょうか?10月20日より開催中の令和7年度秋企画展「渋沢栄一と東京」では、東京会議所会頭としてインフラ整備や街灯整備、商業教育など多彩な公共事業を担った渋沢の姿を通じて、彼の「公益」観やその後に携わった社会事業への影響をご紹介しています。
 東京会議所とは、明治維新後に松平定信が創設した七分積金の管理を引き継いだ組織です。飢饉・災害に備え、困窮者の救済のために江戸町民が積み立ててきた七分積金は、近代に入って多種多様な公共事業に用いられ、その過程で江戸町民の共有資産という積金の性格は激変していきます。渋沢は七分積金をいかに管理し、ひいては「公益」に叶うお金の使い方をどのように考えていたのでしょうか。
 ぜひ企画展にいらして渋沢栄一の足跡を現代に伝える資料をご覧ください。

【画像の出典】
画像: 東京会議所「東京会議所規則」(請求番号:635.D3.17)

#七分積金 #松平定信 #渋沢栄一 #東京会議所 #展示

続きは Instagram で

12 いいね! ('25/11/11 05:00 時点)