本校の芸術科で書道を担当している酒井先生が、日本最大級の公募展「日展」で入選しました。
会派を超えた全国の作品が集まる中、入選率はわずか 12.5%。
その狭き門を突破してもなお、酒井先生が最初に口にしたのは、
「本当に周りの方々のおかげです」という言葉でした。

校長先生をはじめ、教頭先生、芸術科の先生方、足を運んでくれた生徒、そして賛辞を寄せてくれた多くの先生方へ酒井先生は何度も感謝の気持ちを述べていました。

酒井先生は一昨年にも入選しましたが、昨年は入選できず、
停滞の日々を過ごしていた時期があったといいます。
そんなとき、ラジオから流れてきた一言が胸に深く残ったそうです。

「人は選ばれていない時が、選ばれている時です。」

その言葉をきっかけに、不思議と肩の力が抜け、
「選ばれるかどうかではなく、書くしかない」と思えたと話していました。

苦悩の日々の中でも、授業中に生徒が夢中で筆を走らせる姿、
書道部員が課題に向き合いながら成長し、別の展覧会で入賞してくれたことが、
大きな励みになったとも語っています。

また、ともに働く先生方が温かく支えてくれていることも力になっていると、
酒井先生は何度も感謝の思いを口にしていました。

最後に酒井先生は、
「書を読む必要はありません。絵だと思って見てほしい」と語りました。

迫力、やわらかさ、墨の色の深さ──
同じ“黒”の中に、これほど多くの表情があるのかと驚くはずです。
そして、そこには見えない時間と努力、そして誰かへの感謝が積み重なっています。

芸術に触れるということは、
誰かの“生き方”に触れることでもあります。

日展は、乃木坂駅から徒歩4分の新国立美術館で開催中。
高校生以下は入場無料です。

この機会にぜひ、日展の空気を感じに行ってみてください。
きっと胸に残る作品と出会えるはずです。

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