昨夜、青森県で震度6強の地震が発生いたしました。被害に遭われた皆さまのお見舞いを申し上げます。今回..

昨夜、青森県で震度6強の地震が発生いたしました。被害に遭われた皆さまのお見舞いを申し上げます。今回の地震により「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されております。「今後1週間程度、気象庁や自治体の情報に留意し、安全な避難場所や避難経路の確認、家具の固定など、日頃からの地震の備えを行って」ください。災害に関する情報は政府、自治体や報道機関で確認してください。

　先日、災害対策調査特別委員会が開会されました。
　報告事項は、１．避難所の居住スペースの確保について、２．文京区耐震改修促進計画の改定について、以上２件です。

報告事項１について
　生活空間の確保（寝床の改善）については、国際基準（スフィア基準）に準拠した、避難者１人当たり3.5㎡の居住スペースを確保することとされており、その数値に基づいた各避難所の避難有効面積や収容可能人数をご報告いただきました。
ソフィア基準に準拠し、避難者一人あたり３．５㎡の居住スペースを確保することとされ、文京区では二次的避難所を合わせても、現状は一人当たり3.22㎡となっており、文京区は土地も限られておりますし、厳しい状況であるということを再認識いたしました。

　今後の対応として、二次的な避難所の拡充と掲げられておりますが、二次的避難所のマニュアルは現状どのようになっているのか、また、今後はどのようなものにしていくのか、そして、訓練の実施については必要だと思いますが、二次的避難所は公共施設もあるし私人の施設もあると思います。訓練の実施はどこまで考えているかという点を質問させていただきました。また、二次的避難所としての協定ですが、区内大学との締結状況について質問させていただきました。

　二次的避難所のマニュアル作成については、今後しっかりと取組でいかれるとのこと。現時点で協定を締結していない事業所や学校等、マニュアルの作成がないと具体的な動きがわかりにくく、締結に躊躇してしまうことも想定できることからマニュアルの作成は需要であると考えます。また、現時点で協定を締結しているそれらの施設についても、マニュアルの作成は重要であるといえますので、作成後の効果に期待しております。
　避難所の訓練の実施についても、積極的に実施していただきたいと思っております。
　大学との協定締結については、１９大学中２大学と締結しているということで、今後は拡充が図れれば良いなと思いました。

　また、福祉避難所についても質問させていただきました。
文京区では、協定を結んでいる福祉施設ごとに訓練を実施していると承知していますが、実際の災害時には、まず小中学校などの一般避難所で要配慮者の方を把握し、必要に応じて福祉避難所へ移送する流れになります。
そこで、一般避難所と福祉避難所が連携した実践的な訓練を今後検討し、実施していくべきと考えますので、区のお考えを質問いたしました。

　区ではこれまでも、協定施設ごとに個別の訓練を中心に行ってきましたが、実際の災害時には、まず一般避難所において要配慮者を把握し、その上で福祉避難所へ移送する運用となるようです。
　こうした実際の流れを踏まえ、一般避難所と福祉避難所が連動した訓練や、要配慮者の判定や移送を含めた訓練を行うことが重要であると認識している旨お答えいただきました。
そのため、一般避難所から福祉避難所への移送訓練を新たに実施する方向で検討を進めているとのことです。
　実際の実施はとても大変だとは思いますが、移送訓練の実施が実現できるよう期待しております。

報告事項２について
　文京区耐震化促進事業についてですが、「文京区では、耐震診断・耐震設計・耐震改修工事を行う所有者の方に、費用の一部を助成して」いるものの、助成制度を利用するためには設計士さんに耐震性が無い旨診断していただく必要もありハードルが高かったと聞いております。
　令和８年度重点施策として、「区の木造住宅除去助成を申請する際に必要な耐震診断について、希望により職員にて実施する」ことになっております。職員が診断を実施することにより耐震改修をされる区民の方が増えることを期待しております。

　文京区耐震化促進事業の助成を利用する方が増えるためには、周知啓発も重要です。文京区耐震化促進事業の助成については、耐震診断・耐震設計・耐震改修工事の3つが11頁にわたる詳細なパンフレットに掲載されております。申請用紙の書き方見本等も掲載されており、耐震改修をしようと思っている方にとっては重要な資料になると思うのですが、イラストもほとんど無く、一見すると難しい内容となっており、耐震改修という言葉が頭の片隅にはあるけど耐震改修をするとまでは思っていないような方が手に取るにはハードルが高いかと思います。A４ペラのリーフレットなどを作成して、イラストも用いながらわかりやすく助成制度の周知啓発をしていただきたい旨お願いさせていただきました。
　
#変革の時　#自民党　#ひとつひとつ丁寧に寄り添う区政を　#誰もが住み続けたい街文京区へ　#文京区　#吉村美紀　#区議会議員 #文京区議会議員　#行政書士　#文京区白山　#中央大学評議員　#法務博士　#女性議員