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(1年前の記事です) 掲載日:2023/12/29

認知症になった親の家が、かなり老朽化してきました。建替えたいのですが、もはや母親の意思を確認できません。

今の状況で私はどうすればいいのでしょうか?ネットで調べたのですが、法定後見制度を利用するといいとの意見を目にします。この制度はどういう制度なんでしょうか?同時にどこで誰にお願いすればいいのでしょうか?

そもそも法定後見制度を利用すれば、本当に建替えできるのでしょうか?

※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

荒川区民ミカタお答えします
太田垣 章子
荒川区民ミカタお答えします
司法書士・賃貸不動産経営管理士 司法書士
太田垣 章子

私がお答えします。

何も備えず認知症になってしまうと、残念ながら自宅を建て替えることは難しいです。法定後見制度を利用しても、厳しいでしょう。その理由は、お金が減ってしまうからです。

後見人はお母さまが長生きしたとしても、苦労しないように財産管理をしていきます。要は「お母さん」のために動きます。家を建て替えたところで、その家から施設に移るようなことがあれば、結局のところその家はお母さんのためではなく、家を使用する家族のためになってしまいます。さらに建替えのために、お金も減ってしまいます。だから認めてもらえません。

認知症は、ある日突然何も分からなくなる訳ではありません。脳出血等の突然の病気でない限り、時間の余裕がまだあります。完全に認知症になってしまって意思が確認できなくなれば何もできませんが、まだそこまでいかなければ対応できることもあります。予め長期の計画を話し合い、早め早めの対応をしていきましょう。

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